開発技術とは
要点
- 開発技術とは、実際にシステムを作るときの「どう配信するか」「どう画面を作るか」「どうデータをやり取りするか」「どうコードを整理するか」という技術的な選択肢と設計の考え方の総称です。
- 正解が1つ決まっているわけではなく、作るものの規模や目的に合わせて選ぶものです。
- 代表例として「Jamstack」「SPA」「REST API設計」「アーキテクチャパターン(MVC等)」があります。
ぽち先生も、毎日こんな風にアプリやサイトを使っています
「開発技術」という言葉の指すもの
「開発技術」と聞くと、特定のプログラミング言語やフレームワークの名前を思い浮かべるかもしれません。しかし、このカテゴリーで扱うのはもう少し手前の話です。
システムを作るとき、実装に入る前に「どんな仕組みで配信するか」「画面はどう作るか」「データのやり取りはどう設計するか」「コードはどう整理するか」といった構造上の意思決定が必要になります。この意思決定の選択肢や考え方をまとめて「開発技術」と呼んでいます。
なぜ技術選定が重要なのか
同じ「Webサイトを作る」という目的でも、選ぶ技術によって開発のしやすさ・表示速度・後からの機能追加のしやすさが大きく変わります。一度選んだ構成を後から丸ごと変えるのは、多くの手戻りを伴う大きな作業になりがちです。
ぽち先生のヒント家を建てるときの工法選びに似ているよ。木造にするか鉄骨にするかで、建てやすさ・耐久性・後からのリフォームのしやすさが変わるよね。着工後に工法を変えるのは大変だから、最初の選定が重要になるんだ。
配信方式の選択:Jamstack
Webページをどう配信するかにも複数の考え方があります。従来型の「毎回サーバーがHTMLを組み立てて返す」方式に対し、「あらかじめビルド時にHTMLを作っておき、それをそのまま配信する」という考え方があります。
HTML生成
表示
これが「Jamstack」という考え方です。詳しくは個別トピックで解説します。
画面の作り方の選択:SPA
1画面ごとにページを丸ごと切り替える従来の作り方に対し、「最初に1枚のHTMLだけを読み込み、以降はJavaScriptが画面の中身を書き換えていく」という作り方もあります。
1枚だけ読込
画面が変わる
これが「SPA(Single Page Application)」という作り方です。詳しくは個別トピックで解説します。
データのやり取りの設計:REST API
画面(フロントエンド)とデータを管理する側(バックエンド)は、多くの場合APIを通じてやり取りします。このAPIをどう設計するかにも考え方があり、代表的なものが「REST」という設計スタイルです。
「対象(リソース)」と「操作」を分けて考えるのがRESTの基本です。詳しくは個別トピックで解説します。
コードの整理の仕方:アーキテクチャパターン
アプリが大きくなるほど、画面の見た目・データの処理・全体の制御を1つの場所に書いてしまうとコードが読みにくくなります。役割ごとにコードを分けて整理する型を「アーキテクチャパターン」と呼び、代表例が「MVC(Model・View・Controller)」です。
データ
制御
画面表示
詳しくは個別トピックで解説します。
これらの技術は組み合わせて使う
Jamstack・SPA・REST API設計・アーキテクチャパターンは、それぞれ独立した選択肢というより、実際のシステムでは組み合わさって使われることが多い技術です。例えば「JamstackでビルドしたページからREST APIを呼び出し、その中の一部をSPA的にJavaScriptで書き換える」といった構成も珍しくありません。
ぽち先生のヒント料理の献立づくりに似ているよ。「主食をどうするか」「主菜をどう調理するか」「盛り付けをどう整えるか」はそれぞれ別の判断だけど、組み合わさって1つの献立(システム)になるんだ。
まとめ
開発技術とは、システムをどう配信し、どう画面を作り、どうデータをやり取りし、どうコードを整理するかという、技術的な選択肢と設計の考え方の総称です。Jamstack・SPA・REST API設計・アーキテクチャパターンは、そのなかでも代表的な考え方です。
それぞれの詳しい内容は、以下の個別トピックで学べます。
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