SQL基礎

要点

  • SQLとは、データベースに対して「探して」「追加して」「書き換えて」「削除して」と指示するための言語です。
  • 基本となる4つの命令が「SELECT」「INSERT」「UPDATE」「DELETE」です。
  • 細かい構文よりも、まずは「それぞれが何をする命令か」を押さえることが大切です。

SQLとは何か

SQL(Structured Query Language)は、データベースに保存されたデータを操作するための専用の言語です。アプリケーションは、画面上の操作に応じてSQLを組み立て、データベースへ送信しています。

アプリの
操作
SQLに変換
データベース
に送信
結果を返す
画面に
表示

ぽち先生のヒントお店の店員さんへの注文の言葉に似ています。「これをください」「これを1つ変更してください」のように、決まった言い回しで希望を伝えると、望んだ通りの対応をしてもらえます。

SELECT:データを探す

SELECTは、テーブルからデータを検索して取り出す命令です。「どのテーブルの」「どの列を」「どんな条件で」取り出すかを指定します。

SELECT
条件に合う
行を探す
該当データを
取り出す

ぽち先生のヒント図書館の蔵書検索に似ています。「著者名」や「タイトル」といった条件を入力して検索ボタンを押すと、該当する本の一覧が表示される、あの動きがSELECTです。

INSERT:データを追加する

INSERTは、テーブルに新しい行(レコード)を追加する命令です。会員登録や新規注文など、「新しく何かを作る」操作の裏側で使われます。

ぽち先生のヒント図書館に新しく本が入荷したとき、蔵書台帳に新しい1行を書き加えるイメージです。この「台帳に1行足す」作業がINSERTにあたります。

UPDATE:データを書き換える

UPDATEは、既に存在するデータの内容を書き換える命令です。「どの行を」「どの列を」「どんな値に」変更するかを指定して実行します。

ぽち先生のヒント図書館の会員が引っ越したとき、蔵書台帳ではなく会員台帳の該当ページを開いて、住所欄だけを新しい住所に書き直すイメージです。

DELETE:データを削除する

DELETEは、テーブルから不要になった行を削除する命令です。取り消し操作の裏側で使われることが多く、条件を指定し忘れると、想定外の範囲まで削除してしまう危険があるため注意が必要です。

ぽち先生のヒント図書館を退会した人の情報を、会員台帳から1行分だけ消しゴムで消すイメージです。消す範囲を間違えると、他の会員の情報まで消えてしまうので慎重さが求められます。

4つの基本命令のまとめ

SELECT・INSERT・UPDATE・DELETEは、データベース操作の基本となる4つの命令で、頭文字をとって「CRUD(クラッド)」と呼ばれることもあります。

SELECT探す(読み取り)
INSERT追加する(作成)
UPDATE書き換える(更新)
DELETE削除する(削除)

まずはこの4つが「それぞれ何をするものか」を押さえておけば、実際のシステムのコードやログを読んだときに、データベースに対して何が行われているかを推測できるようになります。

実務で気をつけたいポイント

WHERE句を書き忘れるUPDATEやDELETEでWHERE句を書き忘れると、テーブル全体が対象になってしまう。
SQLインジェクションへの対策不足ユーザー入力をそのまま文字列連結でSQL文に埋め込むと、悪意のある入力でSQL文を書き換えられてしまう。プレースホルダ(プリペアドステートメント)を使うのが基本。
実行前にSELECTで確認するUPDATE/DELETEを実行する前に、同じ条件でSELECTを実行して対象範囲を確認しておくと、事故を防げる。

まとめ

SQLは、データベースを操作するための言語で、SELECT・INSERT・UPDATE・DELETEという4つの基本命令で、データの検索・追加・更新・削除を行います。細かい構文は必要になったタイミングで調べれば十分で、まずは役割を理解しておくことが大切です。

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