総合テスト

要点

  • 総合テストとは、システム全体を通しで動かし、要件定義通りに機能しているかを確認するテストです。
  • 結合テストが「部品同士のつなぎ目」を見るのに対し、総合テストは「一連の業務がちゃんと成立するか」を見ます。
  • 実際の業務シナリオに沿って、複数の機能をまたいで操作しながら確認します。

総合テストとは

総合テストは、結合テストまでで確認してきた機能同士を、システム全体として一通り動かし、要件定義書に書かれた通りの動きをするかを確認するテストです。

🔑 身近な例車のパーツを組み立て、結合テストで各部品の連携を確認したあと、実際に「街中を試走してみる」段階に近いイメージです。発進・カーブ・停止といった一連の運転動作が、車として問題なくこなせるかを確認します。

結合テストとの違い

結合テストと総合テストは混同されやすいですが、確認する範囲の広さが異なります。

結合テスト
一部モジュール同士の連携
範囲を広げる
総合テスト
システム全体の一連の流れ

結合テストで部品同士のつなぎ目を固め、総合テストでシステム全体としての振る舞いを確認する、という段階的な関係になっています。

業務シナリオに沿って確認する

総合テストでは、機能を一つずつバラバラに確認するのではなく、利用者が実際に行う一連の業務の流れ(シナリオ)に沿って操作しながら確認するのが特徴です。

📝 シナリオ例 ログイン → 注文入力 → 在庫確認 → 発注確定 → 通知送信

このように機能をまたいで一気通貫で確認することで、機能単体では見えなかった不具合を見つけられます。

何を確認するか

機能要件要件定義書に書かれた機能が実現できているか
業務フロー一連の業務操作が途中で破綻しないか
例外系誤った入力やイレギュラーな操作でも適切に処理されるか

システムテスト・UATとの関係

総合テストの次には、性能やセキュリティなど非機能要件まで含めて検証する「システムテスト」、さらに発注者・利用者が実際に使って確認する「UAT」へと進んでいきます。

総合テストは、あくまで「決められた要件通りに動くか」を開発側の視点で確認する工程という位置づけです。

まとめ

総合テストは、結合テストで確認した部品同士のつながりをさらに広げ、システム全体を業務シナリオに沿って通しで確認するテストです。要件定義書通りに動くかどうかを、実際の使われ方に即して検証します。

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