TCP/IP
要点
- TCP/IPは、インターネット上でデータをやり取りするための世界共通のルール(プロトコル群)です。
- 「IP」が宛先(住所)を指定し、「TCP」がデータを分割して確実に届ける役割を持っています。
- データを送る前には「3ウェイハンドシェイク」という合図のやり取りで、通信の準備を整えます。
TCP/IPとは何か
TCP/IPは「TCP」と「IP」という2つの主要なプロトコルを中心にした、インターネット通信の基本ルールです。
荷物を送るとき、正しい宛先に届ける仕組み(IP)と、荷物が壊れずに確実に届いたか確認する仕組み(TCP)の両方が必要です。この役割分担によって、インターネット上の通信が成り立っています。
🔑 身近な例宅配便に例えると、IPは「配達先の住所を指定する伝票」、TCPは「壊れ物注意のシールを貼り、破損なく届いたか確認する」役割に似ています。
IPアドレスの役割
IPアドレスは、インターネットに接続する機器一つひとつに割り振られる、数字の住所です。データを送るときは、この住所を宛先として指定します。
(自分のPC)
指定→
ドメイン名からこのIPアドレスを調べる仕組みが「DNS」です。詳しくはDNSの個別トピックで解説します。
TCPが担う「確実に届ける」役割
TCPは、送りたいデータを細かく分割し、正しい順序で、抜け漏れなく届ける役割を持っています。途中でデータが欠けていたら、再送を要求します。
分けて送信
復元
🔑 身近な例引っ越しの荷物を複数の段ボールに分けて送り、箱に書かれた番号順に届いた先で開けていく作業に似ています。1箱でも届かなければ、その箱だけ再度送ってもらう必要があります。
通信を始める前の合図: 3ウェイハンドシェイク
TCPでは、実際にデータを送る前に、通信相手と「これから通信しますよ」という合図を3回やり取りしてから接続を確立します。これを「3ウェイハンドシェイク」と呼びます。
(接続していい?)→
(いいよ、そちらは?)
(了解、始めます)→
🔑 身近な例電話をかけるときの最初のやり取りに似ています。①「もしもし」→②「はい、どちら様ですか」→③「〇〇です、よろしくお願いします」という3回のやり取りを経てから、本題の会話(データのやり取り)が始まります。
TCPとUDPの違い
TCPは確実さを重視しますが、その分やり取りの手間がかかります。一方「UDP」は確認をせず送りっぱなしにすることで、速度を優先するプロトコルです。用途によって使い分けられています。
まとめ
TCP/IPは、IPが宛先を指定し、TCPがデータを確実に届けるという役割分担で成り立つ、インターネット通信の基本ルールです。3ウェイハンドシェイクのように、通信前に合図を交わす仕組みも備わっています。
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