DNS

要点

  • DNSは、ドメイン名をIPアドレスに変換する「名前解決」の仕組みです。
  • ブラウザから見えないところで、複数のDNSサーバーとキャッシュが連携して答えを探しています。
  • DNSが止まると、ドメインが分かっていてもサイトにアクセスできなくなります。

DNSとは何か

DNS(Domain Name System)は、人間が読めるドメイン名を、コンピューターが通信に使うIPアドレスに変換する仕組みです。

ドメイン
example.com
DNSで変換
IPアドレス
203.0.113.1

🔑 身近な例カーナビに住所を入力すると、実際の位置情報(緯度・経度)に変換して案内してくれるのと似ています。ドメインという「住所」を、コンピューターが理解できる「位置情報」に変換するのがDNSの役割です。

名前解決の流れ

ブラウザがドメインへアクセスするとき、裏側では複数のサーバーが連携して、IPアドレスを探し当てています。

①ブラウザが
example.comへ
②DNSサーバーに
問い合わせ
③IPアドレスが
返ってくる
④サーバーへ
接続

実際にはDNSサーバーは1台ではなく、「キャッシュサーバー」「権威DNSサーバー」など複数の役割のサーバーが階層的に連携して答えを探しています。

DNSレコードの種類

DNSサーバーには「どのドメインが、どの情報に対応するか」が「レコード」として登録されています。代表的なレコードには、次のような種類があります。

A レコード ドメイン → IPアドレス
CNAME レコード ドメイン → 別のドメイン名
MX レコード ドメイン → メールサーバー

DNSキャッシュの役割

毎回すべての問い合わせを一からやり直すと時間がかかるため、一度調べたドメインとIPアドレスの対応は、一定時間「キャッシュ」として保存され、再利用されます。

1回目:
DNSに問い合わせ
結果を保存
2回目以降:
保存分を再利用

🔑 身近な例一度覚えた友人の電話番号は、次回から電話帳を引かずにそらで思い出せますよね。DNSキャッシュも同じように、一度調べた結果をしばらく覚えておくことで、問い合わせの手間を省いています。

DNSに問題が起きるとどうなるか

DNSサーバーがダウンしたり、設定に誤りがあったりすると、正しいIPアドレスが得られず、サイトにアクセスできなくなります。

正常ドメインから正しいIPアドレスが返る
名前解決失敗「このサイトにアクセスできません」と表示される
設定反映待ちDNSの変更が世界中に伝わるまで時間がかかる場合がある

まとめ

DNSは、ドメイン名をIPアドレスに変換する名前解決の仕組みで、複数のサーバーとキャッシュが連携して動いています。DNSに障害があると、ドメインが正しくてもサイトにアクセスできなくなるため、インフラ障害対応で必ずチェックすべき要素の一つです。

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