クラウド概要

要点

  • クラウドとは、自社でサーバーを持たずに、事業者が提供するコンピューター資源をネットワーク経由で利用する仕組みです。
  • 提供される範囲によって「IaaS」「PaaS」「SaaS」に分類されます。
  • 自社でサーバーを保有する「オンプレミス」と比べて、初期費用や運用負担を抑えられるのが特徴です。

オンプレミスとクラウドの違い

従来は、企業が自社でサーバーを購入し、自社の設備室(データセンター)で運用する「オンプレミス」が主流でした。クラウドは、そうした設備をクラウド事業者が保有し、利用者はネットワーク経由で必要な分だけ借りる形態です。

オンプレミス
自社でサーバーを保有
対して
クラウド
事業者から借りる

🔑 身近な例マイホーム(オンプレミス、購入して自分で管理)と、賃貸マンション(クラウド、必要な分だけ借りて管理は大家さん任せ)の違いに似ています。

クラウドのメリット

クラウドを使うと、サーバーの購入・設置といった初期投資が不要になり、必要な分だけすぐに使い始められます。アクセスが増えたときに資源を増やす「スケール」も簡単です。

初期費用を抑えられるサーバーを購入する必要がない
すぐに使い始められる申し込み後、数分〜数時間で利用可能
柔軟に増減できるアクセス増減に応じて資源を調整できる

IaaS・PaaS・SaaSの違い

クラウドサービスは、事業者がどこまでを用意してくれるかによって、大きく3つに分けられます。

IaaS サーバー・ネットワークなど土台のみ OS以降は利用者が構築
PaaS OS・実行環境まで用意 利用者はアプリだけ作る
SaaS アプリまで完成した状態 利用者はそのまま使うだけ

「ソリューション選定」カテゴリーで紹介したSaaSは、このクラウドの提供形態の一つとしての位置づけになります。

身近な例で理解するIaaS・PaaS・SaaS

🔑 身近な例ピザ作りに例えると分かりやすくなります。IaaSは「キッチンと材料だけ用意されていて、生地作りから全部自分でやる」、PaaSは「生地とオーブンは用意されていて、トッピングと焼くのは自分」、SaaSは「完成したピザが届くだけ」というイメージです。用意されている範囲が広いほど、利用者がやることは少なくなります。

代表的なクラウド事業者

世界的に広く使われている代表的なクラウド事業者には、次のようなものがあります。名前だけでも覚えておくと、現場での会話についていきやすくなります。

AWS
(Amazon)
Azure
(Microsoft)
GCP
(Google)

まとめ

クラウドは、サーバーなどの資源を自社で保有せず、事業者から必要な分だけ借りて使う仕組みです。IaaS・PaaS・SaaSという提供範囲の違いを理解しておくと、案件やツールの説明を聞いたときに「どこまでが用意されていて、どこからが自分たちの仕事か」を素早く把握できるようになります。

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